OUTLINE
展覧会概要
館長挨拶
わたしたちの体は、普段意識することはあまりありませんが、骨によってしっかりと支えられ、自由に動くことができます。そして、骨は体を動かすだけでなく、血液を作ったり、内臓を守ったりと、生命を維持する上で欠かせない、とても重要な役割を担っています。
本特別展は、2018年春に開催し、大変ご好評をいただきました「Bones 〜骨、ほね、ホネ〜」の続編として、わたしたちの体の中にある「骨」に、再び焦点を当て、動物のさまざまな動きを担う骨の形と機能についてご紹介します。
地球上の多様な環境で暮らす動物たちは、長い進化の過程でそれぞれの生息環境に適応し、独自の体の形や行動を発達させてきました。骨をもつ動物の体は、まさに骨と筋肉で形作られています。そして、筋肉を伸び縮みさせることによって骨を動かし、走ったり、飛んだり、掴んだりといった、生きるために必要なあらゆる動きを可能にしています。
本特別展では、骨を観察する「コツ」を、紹介しています。この「コツ」を使って、さまざまな動物たちの骨が、それぞれの生活に合わせた機能的な形をしていること、そして時には、驚くほどユニークな形に変化していることをじっくりと観察してみてください。そして、美しく、あるいは奇妙にも見える骨の魅力について、形と動物の動きとの関係を考えてみてください。
わたしたちも同じ骨をもつ仲間として、普段はなかなか見ることのない動物たちの体の中の構造を、見て、触れて、楽しみながら、その興味深い世界を体感していただければ幸いです。
最後になりましたが、本特別展の開催にあたり、貴重な標本をお貸しくださった関係機関・関係者の皆様、そして多大なご協力・ご協賛を賜りました関係各位に、心より御礼申し上げます。
令和7年度夏の特別展実行委員会 委員長
真鍋 徹
(北九州市立自然史・歴史博物館長)
展覧会概要
展覧会名 | いのちのたび博物館 夏の特別展「Bones2 ほねほね運動会 〜はしる!とぶ!つかむ!〜」 |
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開催期間 | 2025年7月19日(土)〜9月23日(火・祝日) |
開館時間 | 9:00〜17:00(最終入館16:30) |
休館日 | 会期中無休 |
主催 | 令和7年度夏の特別展実行委員会 (北九州市立自然史・歴史博物館、毎日新聞社、RKB毎日放送) |
後援 | 福岡県教育委員会 |
協賛 | 株式会社ゼンリン |
協力 | 内村航平(北九州市スポーツ大使)、北九州市立東郷中学校、国立科学博物館、武豊(日本中央競馬会)、(公財)東京動物園協会 多摩動物公園、日本中央競馬会、毎日メディアサービス・サンデー新聞 |